お食事中の方はすみません。
11月19日は世界トイレの日だということで、こんな記事を書いてみます。あ、写真はないから安心してください。
私は今までスイスやフランスに住んだことがあり、旅行でも結構な国に行ってきましたが……日本のトイレはすごすぎる!!といつも思います。トイレという面において、日本と肩を並べる国はどこにもありません。
お金持ちがいっぱいいるドバイの高級ショッピングセンターだって、日本基準で考えればトイレはお粗末。
結婚して日本に住むことを決めたのも、トイレが理由の一つだったりもします。(もちろん他の事情もあるよ)
一応観光立国だけれど、残念なフランスのトイレ事情
日本に住んで早6年が経った夫。
最近では日本の綺麗なお手洗いが標準レベルになってしまったのか、例えば公衆トイレが汚れていたりすると「汚い」と文句を言うようになってしまいました。
そんな夫は、「何故我が国(フランス)は、ある程度のポイントでトイレを発展させることをやめちゃったんだ!日本を見習え!」と言っています。というか、夫だけでなく他のフランス人も言っています。
フランス人から見た日本のトイレの凄いところ3つ
冬でもヒヤッとしなくて済む、温熱便座付きトイレ
欧米の人は「便座があったかいなんて、直前まで誰かが座っていたみたいでキモチワルイ」と思うという話を聞いたことがあります。
初めの頃は、夫もそう考えていたそう。
しかし温熱便座に慣れるに従い……それナシではいられない体になってしまったらしい!
寒い冬の朝、一発で目を覚まさせる力を持つ冷え切った便座。その心配が一切なく安心して座れるという点で、温熱便座信者になってしまったようです。
「ヨーロッパじゃ極寒の地域が沢山あるのに、何で導入しないのか意味わからん」とまで言っています。
トイレに優しさを感じてしまうウォシュレット機能
夫、便秘持ち。
野菜を食べないから……というのもありますが、そもそも日本人と欧米人って、体の構造が違うんだって!
日本人の場合、毎日出ないと「ううん、ちょっと便秘……」と思いますが、欧米人は週1くらいでも平気らしい。
どうやら腸の長さから来ているらしいのですが、その違いを表すエピソードとして以前聞いたことがあるのが、第二次世界大戦中のジャングルでのこと。
密林に潜む日本兵の数を洗い出そうとした米軍が、草の間に残されたう●ちの量を調べたそうな。そして算出したのは「このジャングルには、日本兵が10人はいる!」という答え。しかし実際のところ、3人くらいしか隠れていなかった……という話。都市伝説かもしれませんが。
でも、夫のトイレ回数を見ていると(じっくり見てるわけではないよ!)、それもあながち嘘ではないかもなあと……
だって、週1だったら快調、2週間でないと「うーん?」って思うというペースなんだって。私からしたら信じられない!!
ただそんな排出回数なせいか、出す時は非常な苦労をするそうで……その時にウォシュレットがとても助けてくれるんだそう。うん、元々便秘体質な私もわかるよ、その気持ち。
何なら掃除しなくてもいいんじゃない?レベルに汚れない
いや、ちゃんと掃除はしますけどね|д゚)
それでも、材質の違いなのか水流なのか何なのか、日本のトイレは本当に汚れない。流すだけで綺麗にしてくれるブルーレットみたいなのを置いておけばもう百人力。ブラシでごしごしなんて、めったにない。
流したらいつもきれいに見えるトイレ、夫から見たら感激ものらしいです。
スタンプも便利。
これ発明した人すごいと思う。
ちなみにフランスの義実家も使ってた。掃除は行き届いてるから綺麗だったけど、便器が外れて横に置かれてた。
日本人からみたフランスの残念なトイレ事情
トイレ先進国の日本からしたら、他の国のトイレに入るのは勇気がいります。
フランスは観光立国ですが、トイレはねえ……という感じ。温熱便座やウォシュレットがないとかそういうレベルではなくて、何かもう根本から見直した方がいいよと思わずにはいられないことがあります。
水流が弱すぎて不安を覚えるトイレ
流れない、わけではない。
ただ、水流が弱すぎる。
タンクに水がたまるのを待っても、なんかちょろちょろとしか流れない。駅や街中の公共トイレとかならまあまだ我慢もするけれど、チップを半強制的に持っていく高級デパートのトイレですらそうだったりする。
ニースのギャ●リー・ラファ●エットのトイレ、お前だ!まじで困ったんだから!(個室によって水流が違うというミステリー付き
人に対して数が少なすぎるトイレ
欧米の人はトイレに行かないんでしょうか……?と思うレベルに、トイレの数が少ない。
例えば結構な人数が入るレストランの場合。日本だったら男女ともにそこそこの数の個室を用意していたりしますよね。(東京の雑居ビルの居酒屋を除く)
しかしフランスだと、団体さんが入れるようなレストランだったとしても、なんでか1個しかトイレがなかったりする。
なぜだ(‘Д’)トイレ行かないの?
トイレに入ると便座がないのはデフォルトということもある
和式であれば、しゃがみますよね。
洋式であれば、座りますよね。
しかしフランスのトイレには、便座がない洋式トイレがあるんです。
通っていた学校のトイレがそうでした。一つ目の個室に入ったら便座がなく、「ああ壊れてるのかな」と思って隣に入ったらまた便座がない。「ちゃんとメンテしとけよ」とさらに隣の個室に行ってもまた便座がない。
いやこれ、便座がないのが普通なんだ!!と思い、フランス人の友達に聞いてみたところ……「あるある。そういう時はね、空気椅子の要領でふんばるといいよ」って……何でトイレの中で筋トレしなきゃならんのか。
実際やってみるとですね、中途半端な高さで踏ん張る空気椅子よりも、しゃがめる和式のほうがなんぼか楽なんだ……
番外編:世界で衝撃を受けたトイレ
日本とフランスのトイレについて述べてきましたが、番外編としてその他のトイレ事情についても思い出を書きたいと思います。
日本:地方移住で初めて出会った、ぼっとんトイレ
いやいきなり日本やんけ、と言わないでください。それなりに衝撃だったんです。
だって、噂に聞いていた「ぼっとんトイレ」というやつに、地方移住をした2018年に初めて出会ったんだから!
時は遡って4月。ご近所さんとも良き関係をと思い、自治会に入った私たち。その総会が自治会館で開かれました。
酒どころということもあり、懇親会では日本酒の一升瓶がガンガン出てくる。おじいちゃん世代の人までがぶがぶ日本酒を飲んでる。外国人だってことで、夫がめっちゃ飲まされている。
そうこうするうち、トイレに立った夫。周りから「トイレはあっちだけど……あー、大丈夫かなあ、ショック受けないかなあ」という声があがりました。
ふんふん、和式なのかなと思っていた私は甘かった。数十分後に今度は私がトイレに立つと、そこには奈落まで通じるかのようにぽっかりと開いた黒い穴が。
あ……ぼっとん……
30年以上生きてきて、初めてぼっとんに対面した瞬間でした。結構な衝撃でした。ちょっと酔いがさめました。実はこの自治会館以外でも、飲食店でぼっとんに出会った。地方の古い建物だと、まだ現役なんだね……!
しかし夫は意外と平気な顔。というのも、以前タイに住んでいたこともある夫。もっとすさまじいトイレに出会ったことがあるようです。
中国:人生で一番すさまじかったトイレ
私の中での衝撃トイレに輝く国は、中国。
超近代的な北京国際空港のトイレの個室内に、「他の人の快適さのため、ドアを閉めましょう」って書いてあったこともいろんな意味で衝撃でしたが、ガチでびびったのは四川省のトイレ。
パンダに会うため友達と旅行に行ったわけですが……まず成都の空港のトイレで第一弾の衝撃。
おばちゃんが、個室開けっ放しで向かいの人と喋りながらトイレしてる……色んなものがニーハオしちゃってるんだけど!!!この時私は「うわっ」と声をあげたものの、一緒に居た友達は絶句してました。
それを上回ったのは、成都にある国立博物館のトイレ。
国立の、博物館ね。国宝とか飾ってあるのよ?
その博物館のトイレはね、ぼっとんですらなく、個室の間に溝があるの。穴じゃないの、溝なの。
しかもその溝、隣の個室に続いてるの。確か個室は3つあって、全体的に傾斜があってね、個室の中央を溝が貫通してるの。
そう、隣のが流れてくるんだ(白目)
ちなみに水洗レバーなんてものはない。だって、水は高い方から低い方に流れるから。
え、流れなかったらどうするの?と思うでしょう。親切なことに、個室の中にバケツがあり、水と柄杓が置かれているんですよ。まあ、触るのもためらわれるけどね!たぶん、一番高い位置にある個室に入った方が幸せになれると思うから、もしこういうトイレに出会ったら、高い方を目指すといいと思うよ!
これが今のところ、私の中で衝撃度ナンバー1のトイレでした。
汚い話ですみません。でもトイレは生きてくうえで欠かせないよね
日本はサービス過剰だとか何とか言われますが、トイレは……トイレは日本がいい……!トイレの技術は無駄ではない、これからも開発してほしい!
というか、その技術を世界に広めてほしい!!
最近では日本からウォシュレットを買っていく欧米人がいるとかいないとかといいますが、ほんとに、日本のトイレは、優秀だ!!
最近は外国人を呼んできて日本をすごいすごいと言わせるTV番組が多く、私はその手合いのものが嫌いなのですが、トイレに関しては、世界から絶賛されていいと思う!
世界よ、これが日本のトイレだ。
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