オシャレな欧米ドラマや映画を見ていると、時々「ベッドで朝食を摂る」というシーンに出会いますよね。
別に病気で寝込んでいて、「おかゆできたよ~」「すまないねぇ(ゴホゴホ」という切ないシーンではなくて、朝の光にまどろんでいると、トレーを持った彼もしくは夫が寝室に入ってくる。そこには、クロワッサンとコーヒーと、一輪のバラ……みたいな。
「きゃ~、おっしゃれ~、素敵ー!」
……と、私も思っていたことがありました。
フランス人にもある種の憧れがあるらしい
ベッドで朝食って、そもそもフランスではポピュラーなんでしょうか。何かステレオタイプ的イメージを持たれてるし?何かカップルのロマンチックさ演出のためには欠かせない行事みたいなもんじゃないの?と思ったので、えびくんに聞いてみたところ…………
……とのこと。
「毎日じゃないよ、たまにだよ」のセリフには、「こいつ……”普通にやるよ”って答えたら、毎日やれってねだってきそうだ」というえびくんの防衛本能が表れていた気もしますが、まあわりとポピュラーな出来事なんだそうです。朝食inベッド。
しかし単に朝ごはんをベッドで食べればいいというわけではないそうで……
各人の説は違うかもしれないけどポイント1:大体日曜日の朝
大体この「朝食inベッド」の儀式が行われるのは、朝寝坊しても大丈夫なサンデーモーニング。
まあ確かに、目覚まし時計に起こされてバタバタと出かける準備をしなきゃいけない日に、のんびりベッドで朝食なんてやってられないもんね。
各人の説は違うかもしれないけどポイント2:片方は寝ていて、片方はそっと起きる
ポイントは、朝食を持っていく側の人はちょっと早く起きてそっとベッドを抜け出すこと。「朝ごはん用意してくるから待っててね」と伝えると何か野暮になっちゃうらしい。
「朝ごはん用意してくるから待っててね」と予め告げるパターンもあるらしいけれど、大体は(特に朝食inベッドが初回の場合は)秘密裏に準備が行われるんだとか。
そして、男女カップルの場合は、大抵準備しに行くのは男性の方。女性は寝てる。その間にそ~っとサプライズの準備をするんだそう。いやん、ロマンチック。
各人の説は違うかもしれないけどポイント3:パン屋まで買いに行くのが大事
バゲット的なフランスパンは、フランス人のおうちに大体常時転がっているわけですが、朝食inベッドの場合、「前日夜の残り物のパン」はダメなんだって。
その日の朝に、そ~っとベッドを抜け出してパン屋まで行くのが大事らしい。買って来るものは、クロワッサンやパンオショコラ。バターの香りが漂う柔らかさが優雅さを演出するとかしないとか。
ちなみにえびくんによると、フランス人は「ベッドで朝食」だけでなく、「ベッドで朝食、キッチンで愛の営み」が割と好きなんだそう。本来の用途へのアンチテーゼ……?
ということでやってみた
むかーしの話なので実際の写真などはないんですけれども、私も一度だけ「朝食inベッド」をやってみたことがあります。
というか、えびくんがやってくれたことがあります。
ある日の日曜日、優雅さのかけらもなくグーグー寝ていたところ、えびくんがトレーにカフェオレとクロワッサン(パン屋で買ってきた)をのせて持ってきてくれました。バラはなかったけどね!
いざ目の前にするとテンションはうなぎ上り。「すごい、映画みたいだ!!!」とワックワクしてしまいまして、もぞもぞと起き上がり、クッションを背もたれ状にして半身を起こし……膝にトレーを置き……
結論から言おう。
すごく腿の筋肉を使う。
トレーを水平に保つためにちょっと腿を浮かせ気味にする必要があったの。もしかしたらトレーの種類によってはそんなことする必要がないのかもしれないけれど……んでもって、今だから思うけれど、ベッドにトレーを置いてしまえばよかったんだけど……!!!
あとね、パンくずがすごく気になる……
クロワッサンといえば、外側パリパリ、内側はたっぷりのバターでしっとりしている美味なるパン。しかしねぇ……パンくずがすげぃ……落ちたパンくずは払えばいいんだけど、うっかり姿勢を変えたりなんかしたら、下手したらトレーがひっくり返ってパンくずどころじゃない悲劇になることも。※腿の筋肉を不自然に使っているから。
これなら、病気の時にベッドでお粥を食べるほうがなんぼか楽!だっておかゆって粘ってるし、スプーンですくって食べるから、口の端からでろでろこぼれることなんてないもの。
一度やってみて満足したので、もういいかな……というのが私の感想。食べながら四方に気を配るのは、寝起きの頭と体には難しいのである……
ベッドじゃないところで、ぼろぼろとパンくずをこぼしながら心おきなく美味しいクロワッサンを食べたい!……でも、フランスに住んでいるならまだしも、日本だとなかなか美味しいクロワッサンにお目にかかれないのよね……もしくはすんごいお高いのよね……
フランスのブーランジェリーレベルとは言わないけれど(それは、フランスで「日本レベルの手作りおにぎりが食べたい!」って言うようなものだし)、焼き立ての美味しいパンが食べたい……
焼き立てのパンがおうちで食べられる「Pan&(パンド)」
Pan&(パンド)は、焼き立てのパンを瞬間冷凍されていて、食べる直前に自宅で焼くというスタイル。「焼く」といっても、オーブントースターがあればOKなのでお手軽ですよね。
オーブントースターがないという方も、電子レンジやフライパンで代用できるという、日本のおうちに優しい設計。
そして酵母は自家製天然種、小麦は国産(群馬県)、水も小麦と同じ群馬のものというから、大人も子どもも安心して食べられるいっぴん。種類もクロワッサンだけでなく、フランスパンにデニッシュに、季節ごとの食材を使ったパンなどなど、目移りするほどたくさんあります。
1500円以上は送料無料になるそうですが、最初の注文には「はじめてパンセット」がおすすめ。人気のパン7種類28個が入って税込3,850円、しかも送料込み。
28個もパンが来たら食べきれなくて困っちゃう……というお悩みも、パンの賞味期限が製造から120日だから安心。
おうちで焼き立てパンが食べたいなら、焼きたて瞬間冷凍パンPan&(パンド)。
Pan&(パンド)公式オンラインストアでは、パンだけでなくハンバーグやカレー、スープなど、あわせるだけで朝昼晩いつでも使えるミールセットも販売されているので、注文するだけで楽にオシャレな食卓ができちゃうかも?