病気の時はスーペット?お腹に優しいスープパスタの作り方

病気の時はスーペット?お腹に優しいスープパスタの作り方

具合がよくないよう、疲れたよう……

と夫が言い出す時は、大抵夕食メニューが「スーペット」になります。

 

「スーペット」のつづりはおそらくsoupette

 

夫が小さい頃に病気になったりするとママが作ってくれたという、いわゆる「母の味」ってやつです。

 

コンソメスープにほっそいパスタを入れるという、要はスープパスタなんですが、他のフランス家庭にもあるのかは不明。もしかしたら義実家のローカルメニューなのかもしれません。

 

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スーペットの作り方

 

スーペットの作り方は非常に簡単。

コンソメとひとかけのバター、ほっそいパスタがあればできます

パスタを別茹でしたりする必要もなく短時間でできるので、夜食にもピッタリかも?

 

ただコンソメは結構な量を使うので、残量に注意! ……しておかないと、私のように代用品をぐーぐる先生に聞くはめになります。

 


はてさてレシピですが。

 

1:鍋に適当な量の水を準備。

※スープとして飲む分になるので、ある程度たっぷりめに!

 

2:鍋にコンソメを入れてお湯を沸かす。

※キューブの場合でも無理に砕いたりせず、自然にとけるのを待つのがポイントらしい。

 

 

3:コンソメスープを濃いめの味に調える

※21個入りのコンソメキューブだと、ひと箱の2/3くらいは使うと思った方がいいです(水の量によるけど)

 

4:濃いめのコンソメスープが沸いたら、パスタを投入

※一番望ましいのは「シュブー・ダンジュ(cheveux d’ange )」という種類。

 

※ただ日本だとなかなか発見しづらいので、そういう時はアルファベットパスタとか、とにかく小さいものを使います。

 

5:アルデンテは無視で茹でる

※普段はパスタの茹で加減にうるさい夫ですが、スーペットの麺だけは柔らかめに茹でるのがお好み。適度に柔らかくなるまで茹でます。

 

今日だけはアルデンテにしないの……

 

6:最後にバターをひとかけら

※具合が悪い時にはお粥やおじやを食べたくなる私からするとビックリですが、バターをひとかけらいれます。ひとかけらといってもフランス人基準のひとかけらなので、多分10gくらいは入れてるかなと……

 

まあほら、治療の仕方が荒っぽいフランス人だからさ……

 

7:器によそっていただきます

※シンプルにそのままでもいいですが、コショウを足してピリッとさせたり、チーズを足しても美味しいです。体も非常にあったまるので、これからの季節にはおすすめかもしれません。

 

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スーペットを作る時の注意点

実際のところレシピと呼べるようなレシピでもないため、大して注意すべき点はないんですが……ただ一個だけ。

 

「シュブー・ダンジュ(cheveux d’ange )」を使う時は、

パスタを入れる量に注意!

 

訳すれば「天使の髪の毛」というこのパスタ。本当に細くてスープパスタ向きなんですが……細い分、めっちゃ水分を吸うんだ。

 

一袋500g入りで、2人だから200gくらいかなと鍋に入れたらね、みるみるうちにスープを吸って立派に膨れ上がった鍋いっぱいの柔らかい麺になっちゃったんだ。

 

想像するなら、ふえるわかめちゃんとかひじきを入れすぎた的な?

 

 

増えすぎィ!って状態になるので、割と大きめな鍋でも100gちょいくらいにしておいた方がいいかも。あとは様子を見ながらで……

 

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簡単スーペットでほっこり

材料も少なく短時間で簡単にできるスーペット。

 

具合が良くない時だけでなく、寒い冬にもおすすめです。バターも入っているので満足度も高し。

 

ただしめっちゃ熱いので、食べる時は火傷に超絶注意してください。私はスーペットを食べるたび、なぜか口の中がべろんべろんになります。

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