夫と一緒にアメリカのドラマを見ることが多い私。
ビッグバン☆セオリーが最新シーズンで終わっちゃうのは悲しいよ!でもまあ人気出すぎでギャラ高騰という、アメリカのTVドラマが陥る問題にぶち当たったんだろうなあとは思いますが……
ところで日本語のサブタイトルが「ギークなボクらの恋愛法則」っていうのが超絶ダサイっていうかなんて言うか……
最近はHuluで「グリム(GRIMM)」を見ています。
『GRIMM/グリム』(原題: Grimm )は、アメリカ合衆国のサスペンスファンタジー・刑事ドラマ。グリム童話のキャラクターたちが実在するという設定の、現代世界におけるダーク・ファンタジーである。
引用元:Wikipedia
ゴハンを食べながら見ていると、「ボナペティ!」って言いたくなるようなグロいシーンも出てくることがあるものの、ファンタジーなサスペンスで面白いです。
そんなある日、ドラマの中でプロポーズのシーンが出てきまして。
それを見ていた夫が
とつぶやきました。
確かに、アメリカ人のプロポーズって、映画とか見ていてもものすごく全力だよね!
フランス人夫も驚くアメリカ人のプロポーズ
何で夫が「アメリカ人のプロポーズスゲェ(‘Д’)」って言ったかというと、ドラマに出てきたワンシーンがきっかけ。
家中にクリスマスの飾りがなされた中で、「ハト時計、修理したんだ。ほら、もうすぐ鳴るよ!」という彼氏。時間は日付が変わる直前。今か今かと0時になる瞬間を待つ二人。そして針は0時を指し、時計から飛び出してきたハトの口には婚約指輪が……
「結婚しよう」と跪く彼氏。「もちろん!」と涙を流す彼女。
しかしああ美しきプロポーズ場面(*’▽’)と思っていたのは私だけで、我が夫は……「すげぇなアメリカ人……」と┐(´~`)┌ ヤレヤレみたいな顔。
だって、家の中のクリスマス装飾も「これ一体何時間かけたんよ?」レベルの煌びやかさ。電飾にあらゆる飾りに、冬化粧をしたミニチュアトレイン(しかも動いてる)に……
これの数倍凄いと思ってください……
いやいやTVドラマの中だからでしょと思うかもしれませんが、私の身近な友達の友達で、驚きのプロポーズをされた子がいたんだ!
高所恐怖症なのに飛行機に乗せられてプロポーズ
友達の友達なので私は直接会ったことはないのですが、アメリカ人同士のカップルの話。
ある日彼が、「セスナ乗りにいこうよ!」と彼女を誘いました。
しかし彼女は絶対拒否。だって高所恐怖症だから。それでも強引に連れていかれ、強引にセスナに乗せられ、彼女はいら立ちどころか彼に向って呪詛を唱えながら座席で固まっているレベル(だったらしい)。
離陸からある程度したころ、彼氏が「ちょっと外見て、滑走路見て!」とあまりにもシツコイので、チラっとだけ彼女が窓の外を見たところ……
滑走路にでっかく「Will you marry me?」って書いてあったんだそうな(‘Д’)
苦手な高所でいきなりプロポーズの言葉を見て頭の中パニックの彼女が振り返ると、水平飛行のセスナの中で彼が跪き指輪を差し出していた……って、ほんとかいな!!と叫びたくなるレベルの仕込み。本気すぎてすごい。
フランス式プロポーズは意外とシンプル
ではフランス式プロポーズはどうなんでしょうか。
愛の国フランスと言われるくらいだから、さぞロマンチックなんじゃ……と思うかもしれませんが、意外とシンプルです。※個人差があると思います。
シンプルですが、跪きます。※個人差があると思います。
でも周りの人を巻き込んでのフラッシュモブとか、何か月も準備や練習に力を入れたプロポーズはしないそうで。
私が受けたフランス式プロポーズ
私が結婚したのは後にも先にも今の夫だけなので、他のフランス人のプロポーズと比較はできませんが、至って直球のシンプルさでした。
結婚直前に私が日本在住、夫はフランスだったために「結婚すること」だけが決まっていたものの、指輪とかはまだ準備していなかった頃。
一時的にフランスに行き、ドレスの試着やら婚約指輪/結婚指輪を調達したりしました。
指輪を買ったのは、フランス国境すぐのイタリアにある義祖母行きつけのお店。指輪を買うのにおじいちゃん・おばあちゃんがついてくる(そしておばあちゃんは自分用のアクセサリーを選び始める)というシュールなものでした。
という夫に対し、義祖母は「今日は暦的によくないからダメよ」と言いました。
義祖母は熱心なクリスチャン。その日はあまり義祖母的に良くない日だったそうで。
その日の夜は、当時夫が持っていたお店のテレビにプレステをつなぎ、友達を呼んでの大FIFA大会が開かれる予定でした。二人でディナー、そしてプロポーズなんて、夢のまた夢の話。
好きだよねえ、FIFA……
とはいえ友達と約束しちゃってるんだからとFIFA大会開始。大盛り上がり。終わる気配なし。
そしてそろそろ日付が変わるぞと思った頃に、
と夫が言い出し、ちょっとイラッとした私。0時0時うるさいよ……でもまあ、一応「日付変わったぜ」と言ったら……
夫が跪いて指輪を差し出し、「結婚しよう」とプロポーズ。
いやね、意外とポカーンてなるのね、ああいう瞬間。映画みたいに、「Oh……XX(名前)、ええ、もちろん、もちろんよ!」なんて言えず、とりあえず「うぃ」しか言えませんでした|д゚)
ちなみに周りの友達たちは、FIFAに夢中でプロポーズが行われていたことなんて気づいていなかったのも良い思い出。
プロポーズで跪くのは遺伝子レベル?と思ったエピソード
アメリカ人に比べてシンプルなプロポーズをするフランス人ですが、跪くのは基本中の基本らしい。
……と思ったエピソードがあります。
2歳の男の子がいるフランス人のお宅に行った時のこと。時は真夏の南フランス、冷房もなく超あっつい部屋の中で、その子がおむつ一丁でスマホ動画を見ていました。
椅子の上に立膝、肘はテーブルに乗せてバランスをとるという見ていて不安になるほどの姿勢で。
「危なくない?」と私は思ってしまったのですが、その子の母は「やだー! この子立膝なんかついちゃって、将来プロポーズする時の練習を今からしてるのね!」と笑っていました。
ちなみにその子、以前にも同じ姿勢で椅子に座っていて、体重をかけ損ねて転がり落ちたことがあったそうです。キヲツケテネ|д゚)
シンプルなフランス式プロポーズ
アメリカ人と比べてシンプルな傾向にあるフランス式プロポーズ。※個人差があると以下略
逆にシンプルで直球だからこそ、グっとくる気もします。
でも私は……国を問わず、人のプロポーズ場面を見ると涙腺がゆるむという習性があります。なんでだろう|д゚)
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