「カフェ」と言われて思い浮かぶ国といえばフランスがその一つ。
「フランスに行ったらカフェに絶対行くんだ!」「シャンゼリゼ通りにあるカフェでお茶したい~☆」という人がいるのは今も昔も変わらぬところだと思います。日本人だけじゃなく、フランスに行く旅行者は大体とりあえず1回は現地のカフェに行くと思うし。
でも観光客向けかと思えばそんなことはなく(世界的にめっちゃ有名なカフェ除く)、地元の人もしょっちゅう立ち寄ったり、友達と会ったら「何する?とりあえずカフェ行くか」となるほど、現地の生活の人の一部となっているカフェ。
対して日本で「カフェ」と言われて思い浮かべるのは、表参道とか青山あたりのオープンテラスで、コーヒー1杯1000円くらいして、インスタ映えしそうなスイーツがあって、馴染みっぽい人は女優帽にサングラス、そしてチワワがミネラルウォーターミネラルウォーターを飲んでいる……って、おっと、偏見80%で書いてしまった、イケナイイケナイ。
でもほら、最近「カフェごはん」ってよく言うじゃない?「おうちで作るカフェごはん」とか「彼が喜ぶカフェごはんレシピ」的なレシピ本も出てたりするし。
元は「カフェめし」だったのにいつの間にか言葉が可愛くトランスフォームして「カフェごはん」。「カフェ」で出てくる「ごはん」じゃなくて「カフェごはん」って言う時って大体、ワンプレートに盛られて、メニューはフレンチとかイタリアンとかオシャレな奴にゴハン(大体玄米か五穀米)が乗ってたりして、メンツが多国籍っつーか無国籍みたいになってるやつ……って、おっといけない自重自重。
まあ一言でまとめるなら、「映え(ルビ:ばえ)そうなごはん」よね。
所変わって南フランスのニースだったらニース風サラダなのかな?とも思うけれど、いわゆる「カフェごはん」的イメージとはちょっと違うしね。
そこでふと思った。「カフェ文化が根付くフランスにカフェごはんはある」んでしょうか。
あ、ちなみに「カフェ大好き!おうちでもカフェごはん目指して料理してます」という方は見ない方がいいと思います。
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私の思い描くカフェごはん
私が思い浮かべるカフェごはんってこんな感じ。
わあ~色とりどり~。パプリカの赤と黄色がかわいい~。サラダとから揚げの間のきんぴらのひっそり加減、ぐっとくる~。サラダもスープもあるしから揚げでボリュームもあって最高☆
……って、喜び方で合ってる?|д゚)
※ここからはカフェご飯苦手派の私の偏見満載でお送りします※
いやそもそもさ、ご飯付近にサラダあるじゃん?んで大抵ドレッシングかかってるじゃん?盛りつけた時はいいけど、盛ってくるまでに大体サラダの葉っぱがごはんにくっついて一部ぬるくなってたり、盛ったごはんの下部にドレッシングが浸水してたりするじゃん?あれがすごくヤなの。この写真だとから揚げも被害を受けそうよね。
あと多分、プレートを準備してる時、わりと初めの方にご飯を成形して盛ってるんだと思うんだけど、大体ごはんがかぴってるんだよね。あ、カビじゃないよ、カピだよ。かぴかぴのカピね。そしてご飯がぬるい。炊き立てご飯が好きな私には哀しささえ覚えるぬるさ。
んでもって、大抵カフェごはんランチしてる女子って、ごはん残すじゃん。「糖質控えてるの~」って。おかずは綺麗に食べて、んでもってデザートも食べるのに、ごはんは半分くらい残してるみたいな。「お腹いっぱいになっちゃった~」って、その量で!?まじで言ってるの!?何なら残したごはんより、今さっきペロっと平らげたデザートの方がカロリー的には高いよ!?
いやまじ米どころの人にぶんなぐられるよ、稲穂で|д゚)
なかなか改めて考えてみたことがない「カフェごはん」の定義
そういえば「カフェごはん」「カフェめし」って言って好き勝手にdisって語っているけれど、そもそも定義っていうのはあるんでしょうか。
うん、イメージだけでわるぐち(キャ☆)言ってちゃだめだよね。こういう時はWikipedia先生に頼もう。
カフェ飯(カフェめし、カフェご飯)とは、いわゆる「カフェ」でランチなどとして提供される軽食のこと。料理のジャンルは洋食、和食、フレンチ、イタリアン、エスニックなど多岐にわたり、それぞれのカフェによって異なる。
丼物やワンプレートのメニューが多いが、手作り感の強調や盛り付けのおしゃれさがひとつの特徴である。また食材にもオーガニックの食材を用いたり、インテリアにも工夫を凝らすなど、オーナーのこだわりが色濃く反映されることも多い。
オーナーの(笑)、こだわり(笑)。あるある~。オーガニックとか有機ナントカのあれとかそういうやつでしょ?
でもさ、例えば地方の定食屋さんで地元の無農薬栽培の農家から仕入れてきた野菜で作った芋煮膳(例えば)も、オーガニックランチじゃない?「うちは地元で好き勝手に生えた無農薬の野菜しか使わないんベハァ」って、立派なオーガニック宣言じゃん。
しかもそこのお店の人が朝から仕込んで作ってたら、強調しなくても手作り感半端ないじゃん。何が違うの?「XX産じゃがいもと有機野菜の和風ブイヨン煮込み~グランマ風」とか言ったらいいの?それとも芋煮自体がおしゃれじゃないってこと?東北人に喧嘩うってんのか|д゚) ※私はにわか東北人だけどね
いや、わかるよ。カフェごはんといわれるジャンルのイメージとかこだわりとか、そりゃわかるよ。一応これでも私、元は東京でOLしてましたし、そういう系のお店に行ったことないわけないじゃん。あるよ。「ガパオライスプレート」とか頼んでたよ。ビックリするほどパンチのない味で、逆にノックアウトされそうになったけどさ。
あとワンプレートが苦手なのって、前菜から主食まで全部一緒のお皿で出てくるところ!(だからワンプレートなんだけど)
私、テキトーな調理法しかとらないくせに、冷たいものは冷たく、熱いものは熱く……っていうこだわりだけは強い方。例えばお盆の上でお皿がわけられている定食なら、ある程度それぞれの温度は保ってくれるけど、一枚のお皿に盛られている場合、熱いのと冷たいのの温度がお皿を伝って混ざるじゃん。「熱いうちにメインを」「あ、でもこうしてるとサラダがぬるく……」「うわあい、ごはんかっぴかぴ~」っていう事態に何度も陥ったことがあるんだ。
大体、おしゃれさとインスタ映えとを求めた人で混雑するこだわりの自然派カフェって、「こだわり>おいしさ」なことが多くないです?野菜ばっかのってるのはウサギちゃん気分を味わうため??っていうのとか、体に優しい味を通り越して、味が無さ過ぎて毒にも薬にもならなそうな物体だったり……「それ、体にいいとかオシャレっていう付加価値がなくても頼もうと思う?心の底から美味しいと思う?」っていうの、あると思うんだよね……
それならば私は、昼休みのサラリーマンで溢れるような喫茶店のナポリタンが食べたい。経験上、そういうとこって大体美味しいから。←極論
カフェ文化が根付くフランスにカフェごはんはあるのか
やっとタイトル通りの本題だ。えーと、フランスにカフェごはんは……
ねぇよ|д゚)
いわゆる日本でイメージされる無国籍なワンプレートカフェごはんは……と、言い添えておきます。
フランスは自由の国と言いつつ保守的な面が顔を覗かせることが多く、特にカフェに至ってはフランスの文化の一翼を担う大事なものであるため、そこの食事プレートがイタリアンだとかアジアン料理だパンケーキだと他国籍になることはない。でもキッシュとか、サラダとか、そういうのはある。
でも大きいよ、多分。全部食べたら「カロリー気になる☆」とかじゃすまないよ?パンもどかんと来るし。でもまあ、フランスのカフェのテラス席で、炭酸水とキッシュランチなんておしゃれだよね。写真撮っちゃうよね。あ、スマホ盗まれないように気を付けてね。
ただここ数年でフランスのビオ(オーガニック)人気はますます隆盛を誇ってるし、いわゆるカフェめし的なのあるのかなあ~……ってググってみたら、
あれっ、あるっぽい!? あるみたい、ごめん!!
フランスにはカフェめしはない的スタンスで延々とカフェめしに捧げるdisを書いてきちゃったけど、パリにはあるのかもしれない。ただニースだとあんま見かけないってだけで!だって同じフランスだけど、東京と大阪くらいの違いがあるから!(もっとかも)
カフェで食べたらカフェごはん
まあなんていうか「カフェで供される食事」が「カフェごはん」なら、フランスにもカフェごはんはあるよね!(乱暴
でも、例えば日本のサロン・ド・テとかで出てくるお上品なランチプレートのイメージをそのまま持ってフランスに行くとびっくりするかもしれないから気を付けてね。(ボリューム的な意味で
ちなみに私はカフェごはんより定食屋に行きたい派。がっつりごはんが好きなんです。
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