
私、別に元々外国の人に狙いを定めていたわけでもなく、
自分でも正直なんで夫がフランス人なんだろうといまだに思っているわけですが。

まあ、紆余曲折乗り越えて結婚しちゃったわけです。結婚6年目なう。
ちなみに出会いから結婚までのエピソードを言うと、わりと「そんなことあるの!?」とか言われちゃうけれど、盛ってないから! まじで盛ってない!! お、思い出補正はあるかもしれないけど……
出会いのその前
普通に日本で生まれて日本で育った私。
学校もインターナショナルスクールみたいなことはなく、日本人向けの普通の学校。
大学も英文科とか、当時ブームだった国際交流学科ではありませんでした。
第一転機は就職の時。
私のいた年度が、ちょーーーーーーーーーーーーーーーーーどドン底の就職でして、
しかも「会社で働くとか(プゲラ」みたいな舐めた学生だった私は就活にやる気も大して出さず、
新卒で派遣社員となりました。
………いや、今だから思うよ。会社で働くって、めっちゃ大変だから!
プゲラとか思ってた当時の私をぶんなぐりたい。
それで大学を卒業して働き始めたわけだが
学生時代にはプゲラしてたものの、いざ働いてみたら割と面白かったりしたわけです。
何たる変わり身の早さ。
何しろ毎月お給料もらえるし、オフィスは丸の内だったし! いやん、都会。
しかし、派遣社員というのは基本的に仕事の内容は変わらないわけで。
どんなにごりごり仕事をしようとも、出世するわけでも任される仕事範囲が増えるわけでもない。
そんな日々を過ごしていた新卒3年目頃。ふと思ったわけ。
「私、このまんまずーっと過ごすのかしらん」って。
ああ、やだな、何か人生にガツンとテコ入れしよう。
そうして考えた選択肢が2つ。
ひとつ:お見合いでもして結婚する
ふたつ:留学
結婚は……まだいいかなあと個人的に思って、割と迷わずふたつめを選択。
そして、スイスのインターナショナルスクールへ1年留学。
全寮制の学校で、まー校則厳しいわ、こっちはアラサーだってのに未成年の子と同じように門限とかあるわだったものの、割とスパルタな環境だったがために、自分で言うのもなんだけれどめきめき英語ができるようになっていきました。
その学校の春休み。
休みになると寮も閉まるので、生徒は一旦でないとならないというシステムだったことから、
「じゃあ2週間くらい日本帰るべ」と自分では思っていたのだけれど……
母の言葉が私の運命を大きく左右した。
母「日本帰ってきてもどうせゴロゴロ過ごすんだから、近場の別の国でも休みの間行ったら?
南フランスなんかいいんじゃない?」
そうして私は、2週間の春休み、日本に帰らず南フランスの語学学校に行くことにしたのです。
あの日あの時あの場所で
フランス語ちょう初心者で南仏の語学学校に入りまして。
一週間くらい経った頃に、同じクラスの長期滞在の友達から、
「今日の夜、フランス人の友達の家でご飯会するけど来る?」
という誘いを受けました。
この時、「(めんどくさいから)行かない」って言ってたら、今の私はなかった!!!
何故ならこのご飯会に、今の夫が来てたから。
私を誘ってくれた人は、ご飯会が開催された家に住んでるフランス人の女の子。
夫を誘ったのは、そのフランス人の女の子の彼氏(フランス人)。
たまたまご飯会の午前にバッタリ街で会って、「今日の夜ご飯会するで」と誘われたんだそうな。
偶然って怖いね。
そして第一遠距離恋愛期へ
ご飯会で会いまして……といっても、最初は話が合うなあ~くらいにしか思っていなかったうえに、私は南仏滞在が終わったらスイスへ戻らないといけない身。
なんとな~く「付き合ってんのかしらん?」という雰囲気だったものの、まあ「ヨーロッパの良き思い出」くらいにしか当時は思っていませんでした。
そしてスイスへ戻ったのですが……何だかんだでSkype通話とか、週末に南仏に行く(向こうからこっちに来るのはNG。全寮制だったから、家族以外の男性は来られなかった)とかで続いてしまっていました。
しかし。スイスの学校が終われば、今度は私は日本へ戻らないとならないわけで。
「スイスとフランスの距離ならまだしも、さすがに日本とフランスの距離じゃ無理だ」と彼(現:夫)から言われ、まあそうだよねえとおも思っていました。
しかし、なんだかんだでSkypeとかで連絡を取り合う日々。
そして私はもう一度南仏へ行こうと、大学の語学学校への入学を決めました。
その間、遠距離恋愛約半年。
そしてフランスに1年半住んでからの、第二遠距離恋愛
見事南仏へと舞い戻った私。
そこから学生ビザで1年半滞在しました。ちなみにかなりマジメに勉強した!!
しかしいつまで~も学生ビザでふらふらしているわけにもいかず、「日本帰らんと」というタイミングはやってきます。
そしたら、夫が1週間のバカンスで着いてきた。
実家に泊まってった。
そして、プロポーズされて、そのまま私の親に報告となった。
突然やってきて家に泊まってる外国人が、「来年結婚します」とか言い出した時の私の親はというと、
父、爆笑。
母、「あらそう」。
そんなゆるいノリで結婚が決まりまして。
しかしその時夫は旅行で来ているだけだったので(この時、秋)、翌年、とりあえずワーホリビザ取って日本に来るということになり…………いまふたたびの、遠距離恋愛。
そして翌年はじめ、ワーホリビザを取った夫が日本にやってきて、見事結婚と相成ったのです。
それからは夫の希望もあり、結婚以来ずっと日本住まい。
最近じゃ「この人、実は日本人なんじゃ」と思うくらいに日本に馴染んだ夫。
今日も楽しく生きているようです。


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